編集

【UiPath】JSONファイルの読み込み、ワークフローファイルを呼び出し

【UiPath】JSONファイルの読み込み、ワークフローファイルを呼び出し

今回は、「JSONファイルの読み込み」「ワークフローの呼び出し」を行います。今まで、設定情報ファイルの読み込み処理については、プロジェクト毎にシーケンスを用意して作成していました。

しかし、毎回同じ処理をするのであれば、その部分を個別にワークフローにして呼び出すようにした方が、運用していくうえでメンテナンスもしやすいため、共通化を計ります。

なお、これまで設定情報ファイルはプロジェクトフォルダ毎に用意していました。プロジェクト名は「project.json」ファイルに「name」として記述されていますので、そこから取得することができます。取得したプロジェクト名と併せて、設定情報ファイルのフルパスを作成することでプロジェクト毎の設定情報ファイルを読み込めるようにします。

▼参考 【Projcet.Jsonファイルについて】

Studio - Project.Json ファイルについて

The UiPath Documentation - the home of all our valuable information. Find here everything you need to guide you in your automation journey in the UiPath ecosystem, from complex installation guides to quick tutorials, to practical business examples and automation best practices.

開発環境

  • UiPath Studio Community 2026.0.186
  • Excel 2019

使用するアクティビティ

  • テキストファイルを読み込み
  • JSONを逆シリアル化
  • Excelプロセススコープ
  • Excelファイルを使用
  • 繰り返し (Excel の各行)
  • ワークフローファイルを呼び出し

※Community版では常にアップデートが行われており、記事の内容と最新のアクティビティ名とに差異が発生します。ご了承ください。

事前準備(フォルダ構成)

  1. 「Dドライブ」に「UiPath」フォルダを作成し、その中にプロジェクト名のサブフォルダを作成します。
  2. 作成したサブフォルダの中にプロジェクトフォルダと設定情報ファイルを入れます。

※同じプロジェクトフォルダが入れ子に存在する形になっています。

フォルダ構成

全体像

全体像
全体像2
全体像3

UiPath製造(設定情報の読込.xaml)

  1. Main.xamlを開き『フローチャート』アクティビティを配置します。
  2. まずは共通処理の作成から行います。「新規」から「シーケンス」を選択し、名前を「設定情報の読込」にして、新しいワークフローを作成します。
  3. ②で作成した設定情報の読込シーケンスの中に『テキストファイルを読み込み』アクティビティを配置します。「ファイル」はデフォルトでproject.jsonとなっています。「出力」はプロパティパネルにありますので、Ctrl+KでString型の変数を作成してください(以降、説明では変数名は小文字のアンダーバー区切りで入力していきます)。
    入力項目 入力値
    ファイル(ローカルパス) "project.json"
    出力 project_json_file
    テキストを読み込みアクティビティ

  4. 設定情報の読込シーケンスの中に『JSONを逆シリアル化』アクティビティを配置します。「JSON文字列」には③で作成したString型の変数を入力してください。「JSONオブジェクト」はプロパティパネルにありますので、Ctrl+KでJObject型の変数を作成してください。
    入力項目 入力値
    JSON文字列 project_json_file
    JSONオブジェクト project_json_object
    JSONを逆シリアル化アクティビティ

  5. 設定情報の読込シーケンスの中に『代入』アクティビティを配置します。ここでプロジェクト名を抜き出します。左辺値にはCtrl+KでString型の変数を作成してください。右辺値にはJObject型の変数からGetValueでnameに割り当てられた値を取得する構文を書きます。
    入力項目 入力値
    左辺値(To) project_name
    右辺値(Value) project_json_object.GetValue("name").ToString
    代入アクティビティ①

  6. 設定情報の読込シーケンスの中に『代入』アクティビティを配置します。設定情報ファイルのフルパスを生成します。左辺値にはCtrl+KでString型の変数を作成してください。右辺値には文字列結合でフルパスを生成します。
    入力項目 入力値
    左辺値(To) config_file
    右辺値(Value) "D:\UiPath\" & project_name & "\設定情報.xlsx"
    代入アクティビティ②

  7. 設定情報の読込シーケンスの中に『代入』アクティビティを配置します。辞書型変数を初期化します。「データマネージャー」パネルの「引数」にDictionary型(String,String)の変数を作成してください。「方向」は「Out」とします。作成した変数を左辺値に入力します。右辺値はNew演算子で初期化する構文を入力します。
    入力項目 入力値
    左辺値(To) output_config
    右辺値(Value) New Dictionary(of String,String)
    代入アクティビティ③
  8. ここから設定情報ファイル(Excel)の読み込み処理です。設定情報の読込シーケンスの中に『Excelプロセススコープ』を配置します。「実行」の枠は不要なので削除します。プロパティパネルで、Excelウィンドウを表示を「False」、プロセスモードを「常に新規作成」にします。
  9. 『Excelプロセススコープ』の中に『Excelファイルを使用』アクティビティを配置します。「実行」の枠は不要なので削除します。Excelファイルには⑥で作成したフルパスの入った変数を入力します。
    入力項目 入力値
    Excelファイル config_file
    変更を保存 チェックを外す
    存在しない場合ファイルを作成 チェックを外す
    Excelファイルを使用アクティビティ

  10. 『Excelファイルを使用』の中に『繰り返し(Excelの各行)』アクティビティを配置します。「実行」の枠は不要なので削除します。
    入力項目 入力値
    対象範囲 Excel.Sheet("設定情報")
    先頭行をヘッダーとする チェックを入れる
  11. 『繰り返し(Excelの各行)』の中に『代入』アクティビティを配置します。下記情報をそれぞれ入力します。
    入力項目 入力値
    左辺値(To) output_config(CurrentRow(“Key”).ToString)
    右辺値(Value) CurrentRow(“Value”).ToString
  12. ここまでで一旦「設定情報の読込.xaml」は保存して閉じます。

UiPath製造(Main.xaml)

  1. Main.xamlを開き、フローチャートを配置し、「データマネージャー」の「変数」にDictionary型(String,String)の変数を作成します。
    Main.xamlの全体

    Main.xamlの変数

  2. フローチャートの中に『ワークフローファイルを呼び出し』アクティビティを配置します。「引数」には設定情報の読込.xamlで設定したoutput_configが表示されていると思います。値に①で作成した変数を入力してください。
    入力項目 入力値
    ワークフローファイル名 プルダウンから「設定情報の読込.xaml」を選択する
    引数 設定情報
    ワークフローファイルを呼び出し①

    ワークフローファイルを呼び出し②
  3. フローチャートの中に『1行を書き込み』アクティビティを配置して、設定情報ファイルから値が取得できているか動作確認をしてください。

以上。

新しい投稿はありません 前の投稿